訃報

若い頃お世話になった勤め先の社長が亡くなったと連絡があって、急遽夜の訪問を休ませて頂き今日お通夜に出かけてきた。
明日は早出で休めないけど、主任にお願いしたら早退させて頂けることになり、告別式に出る予定。

私が勤めていたのは3年くらいだったし、店の担当は専務だったのであまり社長と関わりはなかったんだけど、この社長と専務は双子さん。
しかも家族みんな仲良くて私的には理想の家族。

普通家族経営の会社ってなんとなく微妙なことも多いのに、ここに限っては本当にそんな嫌なところなんてひとつもなかったし、辞めてから20年以上経つのに未だに「あっちゃんあっちゃん」と声をかけてくれていた。

離婚し哲学の道の近所に引っ越して来てからは、時々散歩の途中でお店に立ち寄り専務と社長の奥さんたちと楽しく過ごさせて頂いていた。

この奥さん方2人と私と当時店長だったAさんの4人は偶然血液型がAB型。
なのに4人とも性格がバラバラで「血液型占いがいかに当てにならないかの見本のようだ」と笑っていたっけ。
ちなみに浅野(仮名)もAB型。

余談だけど私の周りは意外にAB型が多い。

それで今日のお通夜では懐かしい顔ぶれが揃っていた。
新聞には出さずに、親しい方たちだけで自宅でひっそりとおっしゃっていたのに、家の前にはものすごい人だかりになっていた。
まぁそりゃあそうなるよな。

当時勤めていた歴代スタッフたちとの再会も出来、お互い大人になったねとしみじみ。
あんとき、私はまだ23だったしな。

当時ex夫の借金のおかげでものすごく貧乏で「一週間500円で過ごします」と言っていたら、心配した社長の奥さんが「今日いっぱい作り過ぎたから持って帰って」とおかずを届けてくれていたっけと懐かしい話に花がさいたり。

そして何より思い出すのは社長と専務の言葉。
「ええか?人の縁は大事にせんとあかんねんで。どんな縁でもあったからには必ず何か意味があるねん。人のつながりを粗末にせんと大事にせんとあかんで。どこでどう繋がってるかはほんまにわからんねんから、切ってしもたらあかんで。ほんで世話になった人にはちゃんと気持ちを返さなあかんで」何度も何度もおっしゃっていた。
それくらい私の中ですり込まれている言葉なんだろうと思うし、実際ご縁は大事だと身に沁みている。

私は色んな人とのご縁で今こうしてお気楽な日々を過ごしているし、本当に人のつながりは何よりの財産だと思っている。
唯一切れたのはex夫との縁だったかな。げらげら。

そんな話で盛り上がっていても、遺影の社長を見たらこらえきれずに大泣きした。

私に人のつながりと、受けたご恩の大事さを教えてくれた社長だった。
そして身を以て、従業員を大事にすることの大事さを教えてくれた。
従業員に押しつけではなくさり気なく手をさしのべる奥さん方は「あんな風な大人になりたい」と、いつも私のお手本だった。

社長たちが教えてくれたたくさんのことをこれからもひとつずつ忘れずに、そんな思いで遺影を見つめたら涙が止まらなかった。

本当に難うございました。
ご冥福をお祈りします。
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22:48 | くるみ | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑
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